年を取りながら、若返る。20代の活力・健康をいつまでも「細胞治療で人生を楽しみ尽くす」

2025年06月24日

「何となく健康に良さそう」だけでは、健康になれない

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【「何となく健康に良さそう」だけでは、健康になれない】


 


◆健康食品を摂取する際に大事なのは「自分の症状にマッチしているかどうか」


世間では、酵素添加を謳った商品が、栄養ドリンクやサプリ、化粧品や洗剤に至るまで、ちょっとしたブームになっています。


私が、クライアント様に「加齢とともに酵素活性が落ちると、体内のNADも不足しがちです」などと説明すると、たまに「私は酵素ドリンクを飲んでいるので、不足はしていないと思います」とおっしゃる方がいらっしゃいます。


例え体に良いものであっても、実際、それが体にどう作用するのかが分からないと、思ったような効果が得られません。


そこで今回は、酵素についてお話ししたいと思います。


私たちを含むあらゆる生物の体内では、日々、数えきれないほどの化学反応が起きています。その反応をスムーズにしているのが酵素です。


酵素は、タンパク質でできており、大きく体外酵素と体内酵素に分けられます。


体外酵素は、主に植物が作っています。


例えば、大根おろしを食べると消化の助けになる、という話を聞いたことがないでしょうか。大根には、消化酵素が豊富に含まれているから消化の助けになるのです。


一方、体内酵素は、細胞が自ら作り出しています。


酵素は生き物の生命活動の大部分に関わっており、酵素がなければ生命を維持できないほど重要なものなのです。


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◆代謝酵素は、健康食品では補うことができない


さらに、体内酵素は、消化酵素と代謝酵素に分けられます。


消化酵素とは、その名の通り、食べたものを消化する働きを持つ酵素のこと。


例えば、でんぷんを分解するアミラーゼや、胃の中でタンパク質を分解するペプシンなどがありますが、これらは全て消化酵素です。


一方、代謝酵素は、栄養素からエネルギーを作り出したり、細胞の成長・増殖を助けたり、不要となった物質の解毒・分解・排泄やといった、重要な生命活動に関係しています。


代謝酵素には、エネルギー生成に関わるATP合成酵素や、糖質をエネルギーに変える乳酸脱水素酵素、薬物代謝酵素のチトクロムP450(CYP)などがあります。


実は、世間で販売されている酵素商品は、ほとんどが消化酵素に関するものなのです。


代謝酵素の活躍するエネルギー代謝は、年齢とともに減少していきます。


仮に、そんな代謝酵素を補いたいと思った場合は、酵素の原料である蛋白質で良質なものをしっかり摂取していく必要がありますし、酵素の働きを助ける役割を持つビタミンやミネラルもしっかり摂るようにすると、より効果的です。


 


また、当院で行っているNMN点滴であれば、直接、細胞のエネルギー代謝へアプローチすることが可能ですし、 NMNは体内でNADに変換され、長寿遺伝子とされるサーチュイン遺伝子を活性化したり、新陳代謝を促したりする効果もあります。


もし、


「最近、疲れやすくて手足が冷たい」


「消化が良くないせいか、胃もたれがする」


「食べる量が増えていないのに、体重が増えてきた」


…などの症状でお悩みの方は、よろしければ当院のHPよりご連絡ください。適切な点滴・サプリメント選択などについて相談可能です。


 


サーチュインクリニック大阪


院長  鈴木嘉洋