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2024年11月15日
最近のアンチエイジング業界の動向とは?
【最近のアンチエイジング業界の動向とは?】
◆アンチエイジング業界に携わっている医師は何人いるのか?
日本でも、ようやく“アンチエイジング(抗老化医療)”という言葉を聞くようになってきましたが、いろいろな情報が錯綜しているのも事実です。
そこで現状、どれくらいの医師がこの分野に関わっているのかを、数字で見てみることにしましょう。
厚生労働省の発表によると、2022年12月31日時点での全国の医師の数は34万3275人でした。
そのうち、最もポピュラーな学会の一つである日本内科学会に所属している会員数は、2023年時点で12万814人と、医師のおよそ3人に一人の割合です。
一方、アンチエイジング学会に関しては、2001年に日本抗加齢医学会が発足しており、2023年は9083名が所属しています。
単純計算で言えば、医師の38人に一人が日本抗加齢学会の会員ということになりますが、実のところ、会員全員がアンチエイジングクリニックの医師をしているのかというと、そうとは限りません。会員の中には、普段は一般診療を行っている医師や、美容系クリニックの医師、もしくは基礎研究の研究員なども混じっていると考えられます。
アンチエイジングを「健康を維持するために行う抗老化治療」と定義した場合、実際にアンチエイジング治療に携わっている医師を、会員の半分程度と推測した場合、医師のわずか70人に一人という数になるのです。
日本が欧米に比べて、健康に人生を全うするための知識の普及が遅れているというのは、こんなところにも原因があるのかもしれません。
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◆老化を防ぐには、老化物質の除去がカギとなる
かつて、老化は誰にでも訪れる生理現象の一つだと考えられてきました。しかし、少なくとも老化のスピードが人によって違うことは、前々から知られていました。
老化のスピードが早い人と遅い人の違いは、紫外線などの環境要因や、遺伝的素質、食事や生活習慣など、いろいろな要因が重なっているものと考えられます。
それ以外に最近、注目されているのが、体内を流れているとされる老化物質の存在です。以前、次のような実験が行われました。
日経新聞Web版:2023年8月27日より抜粋
実験は、若いマウスと高齢マウスを手術で繋いで互いの血液を循環させ、3カ月後に切り離して、その影響を調べるというものでした。結果的に、高齢マウスの寿命が中央値から5%延び、一部の臓器では若返りの兆候も見られました。
一方、個人的に衝撃を受けたのは、若いマウスが、高齢マウスと繋げられたことによって老化が進んだことです。
つまり、二匹のマウスの違いは、何年生きたかよりも、体内に流れている何かの因子によって規定されており、それが若さ因子なのか、老化因子なのかによって、若かったり、年を取ったりしていたわけです。
最近のアンチエイジング業界では、「老化物質を除去する」ことに注目が集まっています。
当サーチュインクリニック大阪で行っている治療で言うと、NMN点滴や水素治療などが、老化物質の除去に効果が期待できます。例えば、NMNによって細胞が修復されれば、それだけ細胞の老化を抑制できますし、水素治療は、体内に発生する活性酸素を除去し、細胞が傷つくのを防ぐ効果があります。
ご興味がある方は、ぜひ当院の治療をお試しいただければと思います。
サーチュインクリニック大阪 院長 鈴木嘉洋
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