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2025年10月07日

ミネラルで大事なのは、量ではなく“バランス”

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◆普通の生活をしていても、有害ミネラルに接する機会は多い


 


前回は、ミネラルについて解説し、「良いミネラルを十分に摂取しておけば、悪いミネラルを吸収しづらくなる」というお話しをしました。


ただし、ご注意いただきたいのが、何ごとも摂り過ぎは良くないという点です。どんなに体に良い成分であっても、摂り過ぎてしまえば、かえって体に負担となります。


単一ミネラルを摂り過ぎるのも良くないのですが、複数のミネラルを同時に摂る場合も、組み合わせによっては良くない場合がありますから、サプリの飲み合わせなどには気をつける必要があります。



例えばリンは、カルシウムと共に骨や歯を構成しますが、一方で、摂り過ぎるとカルシウムの吸収を阻害することが知られています。


リンは、カップラーメンなどの加工食品や清涼飲料水などに多く含まれており、気づかない間に過剰摂取している場合もありますので、注意してください。


もともと有害ミネラルは、空気や水、食べ物などを介して、ある程度は体内に入ってきています。


下の表をご覧になれば、印刷の塗料や医薬品、日常食品の中など、私たちの身の回りには、多くの有害金属で溢れていることがわかります。



例えばイタイイタイ病の原因ともなったカドミウムは、地殻中に広く存在しています。それが、岩石の風化や鉱山などから流出し、田畑に流れ込んで蓄積していくのです。


しばしばお米から基準値以上のカドミウムが検出されるのも、このためです。


 


お米から基準値超えのカドミウム検出


https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC050YL0V00C25A4000000/


 


《参考文献》


農林水産省HP、他


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◆ミネラルバランスを整える第一歩は検査から


 


もし、原因不明の不調を感じている方は、こうした有害ミネラルの蓄積を疑ってみても良いかもしれません。


一般的な健康診断で行われている血液検査でも、主要ミネラルの一部を検査していますが、微量ミネラルや有害金属については、通常は行われていません。


体内にどれくらい有害ミネラルが蓄積されているのかは、自分の意志で意図的に測ろうとしない限り、知ることはできないのです。


当院では、ミネラルを専門的に測る機械を導入しています。血液や毛髪などの検体を必要とせず、手のひらにかざすだけで測定可能なミネラル有害金属測定解析システム(オリゴスキャン)です。



オリゴスキャンを使用すれば、わずか3分ほどで体内の21項目の必須・参考ミネラルと16項目の有害金属が測定可能です。その場で結果がわかり、体の状態評価までも行うことができます。


有害金属の蓄積による体調不良には、神経系の異常や情緒が不安定になるなどの精神疾患、消化器系、腎臓障害や肝臓障害、骨や関節の痛み、慢性的な疲労感などがあります。


もし、これらの症状に思い当たる節のある方は、当院にご連絡ください。その不調がミネラルバランスから来るものなのかどうか、検査を通じて明らかにしてみましょう。


 


サーチュインクリニック大阪


院長  鈴木嘉洋