年を取りながら、若返る。20代の活力・健康をいつまでも「細胞治療で人生を楽しみ尽くす」

2025年05月10日

人間の「年を取りたくない」という願いに対して、今できること

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【人間の「年を取りたくない」という願いに対して、今できること】


◆人間が老化する理由は一つではない


「なぜ、人は老化するのか?」という疑問に関しては、様々な説があります。


現在、有力な説の1つが、活性酸素による影響です。


私たちの体は、呼吸によって酸素を取り入れ、それをエネルギー生成の際に利用していますが、取り込んだ酸素のうちの約2%から3%は、活性酸素に変化すると言われています。


活性酸素が私たちの体内を酸化させ、身体機能の低下につながったり、老化を促進させたりする、というのが活性酸素説です。


他にも、


・エネルギーを生成するミトコンドリアの機能が衰えることによって、老化につながるというミトコンドリア異常説


・細胞分裂の度に、染色体の両端にあるテロメアが短くなっていき、やがて細胞分裂ができなくなる細胞分裂限界説


・加齢によって、体内のタンパク質合成と、その後の化学的な変化が正常に行われなくなる異常タンパク質増加説


・免疫システムの機能低下による免疫機能低下説


・遺伝子を修復できなくなる遺伝子修復エラー説


…などがあります。


実際は、これら複数の要因が重なり合って、老化につながっているのでしょう。


人によって、老化のスピードが違うのは、本人が持っている遺伝的特性や生活習慣、これまで生きてきた環境などが、体に与えるダメージに差をもたらしているからなのだと考えられます。


 


《参考文献》


『LIFESPAN(ライフスパン)-老いなき世界』(デビッド・A・シンクレア、他2名著、2020年、東洋経済新報社)、YAKUGAKU ZASSHI 144,419-429(2024)、他


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◆今、できる最善策は“スローエイジング”


最近、「老化は病気であり、治療できる」という考え方が徐々に広まってきており、医学界は現在、この考え方を受け入れるかどうかで、論争が続いています。


一番の争点は、「遅かれ早かれ、誰にでも訪れるはずの老化という現象を、病気として認定できるのか?」という点でしょう。


多くの病気は、老化を起因に発症しますので、老化を病気と言っても間違いではないような気もします。


ただし、どんな人でも老化から逃れようがないという点において、老化は生理的現象の範疇であるとも言えそうです。


いずれにせよ、かつては「老化は病気か?」ということ自体、論争にもならなかったわけですから、今後、大いに議論を深めてもらいたいところです。


ところで、「老化を治療する=バックエイジング」を意味するのだとしたら、それを実現できるのは、まだ先のことになるのではないかと思います。バックエイジングとは映画「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」のように、赤ちゃんにまで戻っていくような若返りのことです。


今、現実的に対応が可能となっているのは、スローエイジングです。当院でも、この観点から治療を行っています。


スローエイジングは、老化をなるべく遅らせる、という治療ですから、例えば50歳の人であれば、50歳の状態を可能な限り維持しようとするものです。


つまり、この治療のポイントは、「いかに早く始めるか?」なのです。


当院のメイン治療であるNMN点滴療法や、水素療法は、先に挙げた老化の原因とされている活性酸素への対策や、エネルギー産生力や免疫機能の向上などの効果が期待できます。


もし、現時点で何か不調のある場合や、今後のご自身の健康に不安がある方、将来寝たきりになりたくない方などがいらっしゃいましたら、当院のHPよりご予約ください。ご相談を承ります。


 


サーチュインクリニック大阪


院長  鈴木嘉洋