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2025年02月28日

「大人から子どもまで」発達障害とどう付き合えば良い?

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【「大人から子どもまで」発達障害とどう付き合えば良い?】


 


◆有名人の中にも、発達障害の人は多い


近年、急増している病気の一つに発達障害が挙げられます。

この30年で10倍以上に増えましたが、診断基準の変化や病気の早期発見が推進されてきたことなどを考慮しても、これだけ増加した真の要因は明らかになっていません。


発達障害の代表的な疾患としては、自閉症(ASD)、学習障害(LD)、注意欠如多動性障害(ADHD)などがあります。


自閉症(ASD)は、自閉症スペクトラム症と言い、多くは3歳までに症状が現れます。言葉の発達が遅く、人付き合いが苦手で、何かに強いこだわりを見せるといった特徴があります。

テスラの創業者であるイーロン・マスク氏は2021年、自身がアスペルガー症候群であることを明かしましたが、このアスペルガー症候群もASDの一種とされています。


学習障害(LD)とは、総じて知的発達に遅れは見られないものの、「話す」「聞く」「読む」「書く」「計算する」といった基礎的能力に問題があって、学習に困難を伴う状態のことを言います。

ハリウッド俳優のトム・クルーズ氏には読字障害があり、bとdの区別ができなかったとされています。


注意欠如多動性障害(ADHD)とは、その名の通り、じっとしていられず落ち着きがない、注意力が続かず、不注意によるケアレスミスが多いといった特徴を持つ疾患です。

最近、ニトリの創業者である似鳥昭雄社長が、自身がADHDであることを公表しています。


《参考文献》

週刊エコノミストOnline:2023年1月30日、BBC NEWS JAPAN:2021年5月11日、他


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現状、発達障害に対する有効な治療法は存在しない


現在、発達障害の治療法には、主に内服、行動療法、療育の3つがあります。


内服には、症状に応じて中枢神経刺激薬、抗精神薬、抗うつ剤、抗てんかん剤などが使用されます。これらの薬は、いずれも症状を抑える効果を持ちますが、原因にアプローチして治癒させるものではありません。


行動療法とは、患者が恐怖心や苦手意識を克服できるよう、看護師や心理療法士などが患者に対してアプローチを行い、徐々に慣れさせていく方法です。

たとえば「怖いと思っていたものが、本当は怖くない」ということを理解できるように働きかけたり、人と話すのが怖い患者に対しては、身近な人との会話から慣れさせたり、というように、患者のペースや資質を考慮しながら、少しずつ社会生活を営めるように導いていくことです。


療育というのは、障害のある、またはその可能性がある子どもに対して行われるサポートのこと。支援施設や放課後デイサービス、または自立支援員が、放課後に勉強を見てあげたり、困っていることの解決を目指して支援を行います。


現在は、障害の軽い子どもは通級(通級指導教室)といって、普段は通常クラスで授業を受けながら、授業についていけない科目だけ、特別支援教育クラスで授業を受けたりすることもできるようになっています。


次回は近年、新たに注目されている分子栄養学を取り入れた治療法についてもご紹介したいと思います。


サーチュインクリニック東京 院長 高田秀実