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2025年02月07日
腸内環境の良し悪しが、健康に直結する

【腸内環境の良し悪しが、健康に直結する】
◆腸内の“同居人”を増やして育てる
かつては消化・吸収の役割しかないと思われていた腸ですが、最近の研究によって、実は人間の免疫機能に大きく関係していることが明らかになってきました。
腸には、7割もの免疫細胞が集まっており、腸内に多数生息している腸内細菌が、腸内環境を整え、免疫力向上に一定の役割を担っていることがわかってきたのです。
腸内細菌は、大まかに善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3種類に分けられます。この3種の均衡が崩れて悪玉菌が増えると、腸内に腐敗物が溜まり、様々な病気を誘発すると考えられます。
病原菌の侵入や投薬、不摂生などによって荒れてしまった腸内を改善する方法として最近、注目されているのがプロバイオティクスとプレバイオティクスです。
プロバイオティクスとは、「健康に有益な生きた微生物」のことで、「安全性が保証されていること」「胃液などに耐えて生きたまま腸に到達できること」といった、いくつかの条件をクリアする必要があります。
要は、善玉菌その物を食べて補おう、というのがプロバイオティクスです。
一方、プレバイオティクスとは、食物繊維や非消化炭水化物などの食品成分を指します。これらは、自分の腸内に存在する善玉菌の餌になります。
餌で善玉菌を育てて、腸内環境のバランスを良好にしよう、というのがプレバイオティクスの考え方です。
《参考文献》
日本静脈経腸栄養学会雑誌31(3):797-802:2016、他
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◆シンバイオティクスに期待される効果とは
プロバイオティクスとプレバイオティクスを組み合わせることで、腸内環境の改善と健康増進に効果を発揮することが期待されます。この2つを同時に行うことを、シンバイオティクスと言います。
シンバイオティクスを行うことによる効果とは、消化吸収機能や免疫機能の向上、アレルギー症状の軽減、腸内細菌のバランスが改善されることなどが期待されます。
もし、「すでに他のサプリを飲んでいるが、体調が改善しない」といった自覚症状のある方は、腸内環境が悪化していて上手く栄養素が吸収できていない可能性もありますから、シンバイオティクスを試してみても良いかもしれません。
“腸脳相関”という言葉があるように、腸と脳はお互いに影響し合っていると言われており、腸機能が改善することで、精神内分泌系のホルモンが適正に分泌できるようになります。実際に腸内環境を整えたところ、うつ病や認知症が改善した、という研究もあります。
現在、当サーチュインクリニック大阪でも、シンバイオティクス関連商品を扱っています。当院では、事前にカウンセリングを行い、検査の必要性から、クライアント様に相応しい商品のご紹介までを、トータルに行うことが可能です。
明確な体調の変化から、不定愁訴的な不調まで、小さなことでも構いませんので、お気軽にご相談ください。
サーチュインクリニック大阪 院長 鈴木嘉洋
《参考文献》
日経バイオテク:2022年10月17日、PRESIDENT WOMAN:2021年2月20日、他
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