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2024年06月30日

「がんや糖尿病と関係ある?」慢性炎症と老化の深い関係

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【「がんや糖尿病と関係ある?」慢性炎症と老化の深い関係】


 


◆なぜ、炎症が起きるのか?


 


最近、巷では“慢性炎症諸悪根源”説がまことしやかに流布しています。


例えば、アレルギー疾患や自己免疫疾患などが、慢性炎症の代表例ですが、体内で炎症が続くと、がんや糖尿病のリスクが上がるとも言われています。また、老化が慢性炎症を誘引することも、近年の研究で明らかになってきました。


炎症とは、もともと物理的・化学的刺激や感染等に対して起こす体の防御反応の一つです。こちらの図をご覧ください。


炎症が起きる仕組み


まず、皮膚の傷などから病原菌が侵入してきます。

体内に病原菌が侵入したことを察知したマクロファージ(白血球の一種)が、炎症因子のサイトカインを放出します。このサイトカインによって血管拡張が起きて、血管内にいた好中球(白血球の一種)を呼び寄せ、病原菌を攻撃します。


体内に侵入した異物を排除するために、体は疼痛・発熱・血管拡張・腫脹(腫れ)などの反応を示して体を防御しようとします。この一連の反応が炎症であり、体を守るために必要な反応です。


《参考文献》

国立大学附置研究所・センター会議:京都大学ウイルス研究所:2015年10月16日、日本医科大学広報誌ヒポクラテス:VOL9、他


 


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◆“老化細胞”が慢性炎症を引き起こす


 


炎症には、大きく分けると2種類あります。


急性炎症は、外傷や打撲、火傷や感染症などによる反応で、先に示した炎症の図がそれです。基本的には、一時的なもので終息していきます。

一方、慢性炎症とは、多くの場合、なんらかの理由により軽度の炎症が体内で長期にわたって続く状態です。特定の細菌やウイルスの感染などによって生じるわけではなく、本来は体に無害なものを異物と誤認し、炎症を引き起こし続けている状態のことを言います。


慢性炎症の中には、自覚症状のないもあります。特に年齢を重ねてくると、老化細胞自体が炎症物質を分泌し、周囲の正常な細胞にまで炎症反応を引き起こしてしまうことがあります。そして、老化細胞が除去されない限り、炎症も続くこととなり、慢性炎症に至るのです。


年を取ると病気をしやすいというのは、加齢により老化細胞が体内に蓄積することによって、身体の中で慢性炎症が起こり、様々な病気を引き起こしてしまうからなのです。


アレルギー疾患や、自己免疫疾患については一般医療での対処をしますが、老化を起因とした慢性炎症の場合は一般医療での対処は難しく、当サーチュインクリニックのアンチエイジング療法が一つの解決策になる可能性があると考えています。

例えば、当院で取り扱っている水素商品には、活性酸素を除去する作用があることから、慢性炎症にある程度の効果を発揮することが期待できます。


また、最近注目されているCBDにも抗炎症効果があると言われています。当院で扱っているCBDは、アメリカの厳しい基準をクリアしたアイソレート(ピュアCBD)ですから、安心してお使いいただけます。


もし、「病院へ行くほどではないけれど、慢性炎症が心配」という方は、こうした商品を取り入れてみるのはいかがでしょうか。


 


サーチュインクリニック大阪 院長 鈴木嘉洋


《参考文献》

国立研究開発法人科学技術振興機構:炎症の起こる理由(メカニズム)、他